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■KATO ホキ5700【詳細レビュー/カプラー交換/他社比較】

KATO ホキ5700(8071)の詳細レビューとカプラー交換の記事です。併せて、ポポンデッタ(旧河合)製ホキ5700(7058)との比較もしてみました。(PC閲覧を推奨。画像クリックで拡大します。)

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1、製品概要

1、製品概要

・「ホキ5700はセメント専用ホッパー車で初の40t積の形式。昭和41年(1966)以降に製造された日車製がプロトタイプで、ホッパー下部と台枠の間が括れた変形の箱型が特徴です。」※メーカーHPより

・バリエーション
ホキ5700 秩父セメント2両入 (品番8071) 税抜定価3,000円

タキ25000+ホキ5700 飯田線貨物列車4両セット (品番10-1426)    税抜定価7,500円
ホキ5700 秩父セメント 8両セット(品番10-1460) 税抜定価12,700円※

メーカーHP

セメント用ホッパー車と言えばホキ5700と言えるほどの定番車種ですが、KATO初の製品化です。勿論2両セットと4両セットで車番を変えています。常備駅が武州原谷駅となっているので、同時発売のED62は勿論のこと、9月に再生産されたDD51 842(7008-5)、来年再生産のDD51 800番台(7008-6)で八高線のセメント列車を楽しむ事も出来ます。又、来年発売予定のタキ1900日本セメント(8040-8)の相棒としても最適です。こうした商品展開は上手いですね。全部欲しくなります(笑)。
※追記…2021年6月発売予定として、8両セットが新たに加わります。

2、パッケージ

2、パッケージ

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2両入りはボギー貨車標準のプラケース(長)です。

内箱は左右で形状が違うので、収納する時は左側に手ブレーキ側がくる様に入れます。

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4両セットはブックケース(小)です。

一番上には牽引機を入れるスペースがあります。牽引機スペースのウレタン形状はED62(3084)EF10 3次形(3077-1)の2形式に対応しています。付属品はヨ5000用のダミーカプラーが1個です。

※4両セットについては↓コチラをご参照下さい。

■KATO飯田線貨物列車セット【レビュー/カプラー交換/他社比較】

3、カプラー交換

3、カプラー交換
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標準のカプラーは勿論アーノルドカプラーで、車間は約12mmです。

 

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別売のKATO車間短縮ナックルカプラー(28-187)に交換しました。

車間はアーノルドの半分の約6mmです。

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車間短縮カプラーと突き当て連結を可能にする為、もう片側はナハフ11かもめナックルカプラー(Z05-1376)に交換します。

車間を縮める為、イレギュラーな組付けとしています。この方法により、かもめナックルでも車間6mmになります。

(詳細【コチラ】)

4、レビュー

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全景です。

全長約69mm(カプラー除く)です。

カプラーは前項の通り交換されています。

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ホキ5700の独特な五角形の本体の特徴を良く捉えています。バランスのとれたプロポーションです。

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縦横の補強材、台枠、床下器具等々、全てがシャープで精緻な造形です。

秩父セメントのロゴや社名が鉄板の上に塗装されているのが再現されています。

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秩父セメントのロゴはKATOにしてはエッジが若干甘い気もします。

黒地に黄色はやはり難しいのでしょうか。

(PC画面上で超拡大したら、の話ですが…。)

常備駅等の表記は精緻な印刷です。

(画像クリックで拡大します。)

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「セメント専用」の表記もKATOにしてはちょっと字がつぶれている気もします (フォントが太すぎ?)。

こちらもPC上で超拡大しない限りそれほど気にはならないですが…。

形式表記はキレイです。

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屋根全体に滑り止めの表現が精密にモールドされています。

3つあるハッチは真ん中が大きい異径タイプです。

一直線に伸びたツノの様なランボードも特徴的です。

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手ブレーキ側の妻面です。

本体の補強板(?)がシャープに再現されています。ハシゴは勿論別パーツでこちらもシャープです。

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反対側の妻面です。

側面の五角形と妻面の八角形の独特な形状が見事に再現されています。

こちら側には補強板(?)はありません。

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手ブレーキ側デッキです。デッキ面には滑り止めのモールドは無く、アッサリしています。

手すりは細くてGoodです。

又ホキ5700の特徴の一つ、ツノの様なランボードもシャープです。

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反対側のデッキ周りです。細い手すりが真っすぐ立っていて素晴らしいです。

こちら側も滑り止めはありません。実車も滑り止めが無いのでしょうか?

実車にあるならKATOが省くとは思えません。(それとも省いた?(笑)、実車の知識が無いのでワカリマセン。)

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台車周りです。TR41台車が的確に表現されています。腰高感とは無縁で精密です。

台枠のモールドも精緻です。

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床下器具も精密です。セメントの排出口が左右に分かれているのが判ります。

 

 

 

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中央のハンドルは凹モールドではなく、なんとちゃんと抜けています。

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台車はスナップ式です。私はコレ苦手です(笑)。外す時、どこか壊しそうなんですよね。

車輪は車軸の短いタイプです。スポーク車輪に交換する場合は、スポーク車輪(車軸短)品番28-213が適合するはずです。

5、他社との比較

5、他社との比較

ここからは、ポポンデッタ(旧河合)製タキ5700(7058)と比較してみます。

KATOを遠くに置いている訳ではありません(笑)、同じレール上です。こんなに高さが違います。

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妻面です。

もはや同じ形式には見えません(笑)。本体下半分の絞りの角度が全然違います。

実車の写真でDD51より結構背が低かったホキを見ていたので、ポポンデッタのホキを見たときには、アレ?とは思ったのですがヤッパリ(笑)。

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KATO…L69mmxW17mm、

ポポンデッタ…L67mmxW18mm。

つまりKATOの方が狭くて長いので、余計スマートに見えます。

ポポンデッタ製ホキ5700も単品で見ればナカナカ良いと思えるのですが、やはりKATOと連結するのはキビシイでしょうか。間にタキ1900等を挟んで運用する事にしましょう。

ちなみにポポンデッタには同径ハッチ3個の品番7058の他に、KATOと同じ異径ハッチタイプの7057もあります。

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6、評価★★★★

6、評価

仕上げはいつものKATOクオリティで、完璧なプロポーションと精密なディテールで素晴らしい出来です。ホキ5700の決定版と言えるでしょう。他のセメント会社のバージョンも是非是非発売して欲しい所です。

KATO製品を撮影していていつも感心するのは、実物の2~3倍以上に画像を拡大しても破綻がほとんどない、と言う事です。他社だとバリが見えたり、スキマがあったり、垂直であるべき物が斜めだったり等々あるのですが、KATOにはありません。やはりKATOの製造技術はスゴイな~と思います。

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ただし、1両当たり税別1,500円と言うのは高価過ぎますネ。マイナス★1です。貨車は数を揃えなくてはならないのでコレは頂けません。1両1,000~1,200円くらいなら★5つでした。高価格については他の多くの方が言及していますが、今後のKATOのボギー貨車がこの価格になるのは勘弁して頂きたい所です。

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(蛇足)いつもの話ですが、もう発売済みになったのですからHPの画像を実車ではなく、「KATO製のホキ5700」にしては如何でしょうか?KATOさん(笑)。

※追記(2017年12月)

12月に「KATO製のホキ5700」の画像に更新された様です。ただ飯田線貨物列車4両セットとしての画像だけで、ホキ5700単品としての画像はナシ。ホキ5700の魅力が伝わる画像では無い様です(失礼!!)。何でしたらウチの画像提供しましょうか?(笑)。

※追記(2019年1月)

2018年12月27日のHP更新により、何故か飯田線貨物(ホキ5700)の画像が削除されました。公式HPにはホキ5700の画像が1枚もありません。KATOのweb担当者は何をしているのでしょう(笑)。

※追記(2021年1月)
8両セットの発売に伴い(?)、飯田線貨物の画像も復活した様です。単品の画像は相変わらず在りませんが…。

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2017年10月記載/12月追記/2019年1月/2021年1月追記

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