top of page

■TOMYTEC  ジオコレ 電車庫A2

トミーテック ジオコレ 電車庫A2のレビューです。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

※パッケージ写真より

「木造の古い車両車庫をイメージしました。20m級車両を1両収納することができます。扉は開閉状態の選択式。後方の壁は取り外し可能とし、車両の通過も可能です。

また、若干の改造により、2個以上連結することもできます。洗車台も付属。」

※メーカーHPより

​・カラーバリエーション

A1…全体がこげ茶

ジオコレ 電車庫 A1

A2…窓枠が白

ジオコレ 電車庫 A2

A3…窓枠と扉が白

ジオコレ 電車庫 A3

​・セット内容…電車庫本体、作業所、洗車台、小物(ドラム缶、金属ゴミ置き場など)
・寸法(mm)…電車庫W40×D150×H60、作業室W33xD60xH35、洗車台 W7×D150×H12

・税抜き定価…(A1,A2) 1,500円

・税抜き定価…(A3) 1,700円

メーカーHP  (A1,A2) 、 (A3)

 

昭和初期~中頃のいい意味で古ぼけたイメージの単線木造電車庫で、ローカル線に良く合いそうです。

ウェザリング塗装済みで、組立ては簡単です。付属品の洗車台は組立て済みですぐ使えます。

色違いで3バージョンあります。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

庫内クレーンと金属ゴミ等の部品のみ

ランナー付きです。

 

本体のパーツは全てランナーなしで部品点数も少なく楽チンです。 

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

ドライブラシでウェザリングがされています。

波を打ったトタン屋根の表現がgood。

 

ただ、扉や屋根、ひさしの厚みがあり過ぎなのはちょっと残念です。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

あまり使えそうもない(失礼、笑)シールが同梱されています。

裏面にノリは付いていますが、切り抜きは完全にユーザー任せです。

電車庫なのに何故か「倉庫」のシールが4つもあります(笑)。

レビュー トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

スナップキット(?)なので組立てはパチパチと部品をはめるだけでほんの数分で終わります。

(こういうのをイージーキットと言うのですよ、KATOさん(笑)。)

 

プラは柔らかめの材質なので、一度はめても又外せます。

パーツの合いは余りよくありません。

6、完成品

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

素組みですが、古ぼけたイメージが良く出ています。

軟質のプラ素材のヨレヨレ感がいい感じでこの製品に合っています。

ただ部品の端に多少スキマが出たりしますので、接着剤があった方がbetterです。扉は開閉自由です。

本体の台座は未装着です。

 

(写真では板壁がグレーに写っていますが、実際はこげ茶色です。)

作業室は特に固定するパーツも無いので好きな場所に置けます。

 

 

 

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

ただ作業室の壁は3面にしかないので、単体では使えません。

 

波打ったトタン屋根などSL時代にはぴったりの雰囲気です。

後部の壁は脱着式で、開ければレールを延長できます。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2
トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

試しにKATOの23-226構内建物セットの線路班詰所と並べてみました。

新築と築50年くらいの差があります。(笑)

 

それだけ電車庫A2の使い古された感の表現が上手いという事でしようか?

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

電車庫A2はかなりクセのある仕上がりになっているのが判ります。

 

一方、KATOはキレイ過ぎて逆に手を入れたくなります。

6-2、小改造/ウェザリング(2017年3月追記)

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

TOMYTEC製なのでKATO製レール(ユニトラック)には台座のサイズが合いません。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

そこで台座の一部をペンチで切断してみます。

ちょうど良い場所に凹モールドがあるのでそれに沿って切っていきます。

勿論、両側の台座を切ります。

(切断する場合は勿論自己責任でお願い

します。)

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

KATOユニトラックがピッタリはまる様になりました。

凹モールドはKATO用に切る為にある?な訳ありませんね(笑)。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

この電車庫は巾がスリム(40mm)なので

KATOの複線間隔33mmの複線に設置しても

となりの車両にギリギリ接触しません。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

又タミヤウェザリングマスターを購入したので、試しに塗ってみました。

エナメル溶剤で溶き、筆塗りでスミ入れし、屋根のサビを表現します。

上側半分の屋根にはBセットの[サビ]、

下側半分にはCセットの[アカサビ]を塗ってみました。

(一番下の作業室は未塗装です。)

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

更にBセットのスノーを板張りの壁部分に付属のスポンジで擦りつけましたが、

元々板張りのエッジが荒らされているのであまり効果が現れませんでした。

トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

※追記ここまで

7、評価★★★★

旧型車両とベストマッチです。台座を外すか、一部をカットすればKATOユニトラックレールでもOKです。

(写真はユニトラック)

組立ては極めて簡単で、そこそこのウェザリング塗装がされ、そのままでも何とかカッコがつきます。

再塗装をするにしてもウォッシングとドライブラシ、パステルの追加ぐらいで良いのではないでしょうか。

レビュー トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

軟質プラのせいかパーツのソリがあり、一部にスキマが出来るのは前述の通りです。

まぁ無理矢理接着してしまえば良いのですが、今時の製品としては精度に欠けます。

ただそのヨレヨレ感が逆に古ぼけた木造らしさにつながっています。

屋根や扉がぶ厚いのはマイナスですが、全体のフォルム、雰囲気はgoodです。

ディテールは少し甘いですが許容範囲でしょう。

レビュー トミーテック TOMYTEC ジオコレ 電車庫 A2

旧モデルのA1,A2は税抜き定価1500円だったのが、色違いマイナーチェンジのA3が1700円に値上がりしたのはマイナス。欲しい人はA1,A2の店頭在庫を安く購入するのが吉です。

この内容で実売1000円ちょっとというのはコスパが良いです。★★★★  4つではないでしょうか。​

2016年3月記載

bottom of page