~始めてのNゲージ固定レイアウト~
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■TOMYTEC ジオコレ 082給水塔・給炭台B
トミーテック ジオコレ 082 給水塔・給炭台B の組立て・塗装のレビューです。
※パッケージ写真より
1、製品概要
・バリエーション
081給水塔・給炭台A
082給水塔・給炭台B
・セット内容…給炭台、給水塔、ポンプ小屋、石炭パーツ
・寸法(mm)…給炭台 W70×D40×H25(台座・スロープ含まず) 、 給水塔 W38×D38×H75(台座・突起含まず)、
ポンプ小屋 W40×D30×H25(台座含まず)
・税別定価…1,800 円
蒸気機関区のマストアイテム、給水塔と給炭台のセットです。平台の給炭台は小規模機関区にベストマッチです。塗装済みパーツを接着剤により組み立てるキットになっています。
給水塔の脚がコンクリートの082の他に、レンガ造りの081があります。
【追記-2】
2019年1月に給水タンクの色変更がなされ品番が変わり、税別定価も2,000円にアップしています。
(新品番…081-2給水塔・給炭台A2、082-2給水塔・給炭台B2)
製品内容としては同じなので、旧品番の店頭在庫がお買い得だと思います。
2、パッケージ
3、取扱説明書
4、パーツ
給水塔のハシゴ等、細かいパーツはランナー付きです。
その他はランナー無しの塗装済みパーツになります。
又、石炭はプラ成型品と共に粒状の部品も同梱されています。
部品点数は少なく、組み立ては簡単です。
5、組み立て(仮組み)
ランナー付き以外の部品を仮組みしてみました。
給水塔の脚が土台の穴にスムーズにハマらない他は大きな問題はありません。
別途接着剤が必要です。
給炭台は大小2つのパーツで出来ていて、2つ組合せて大型(柱7列分)、
1つだけで小型(柱3列分)の2パターンを選択できます。 (取扱説明書参照)
石炭の一体型プラ部品は固定式レイアウトの使用に耐えるパーツではありません。
同梱の粒状の部品を使った方が良いでしょう。
給炭台の裏側です。
全体にウェザリング塗装がされています。
給炭台は大小を組み合わせる際はスキマのパテ埋めが必要です。
給水塔はシルバー系のドライブラシでウェザリングされており、ディテールも合格です。
脚には一部パーティングラインがあり削った方が良いでしょう。
(ハシゴ等小パーツは未組立てです。)
ポンプ小屋も屋根、壁にドライブラシによる ウェザリングがされています。
ディテールは良いです。
6、塗装(追記)
塗装するに当り、気になっていた給炭台のスキマを修正する事にしました。
タミヤセメントで大小の給炭台を接着し、タミヤパテ(ベーシックタイプ)で埋めしました。
又、脚部のパーティングラインを削りました。
硬化後、サンドペーパー(600番)がけし、タミヤ アクリルミニXF-20ミディアムグレーを筆塗りしました。
キレイに一体化出来ました。
仕上げはタミヤ スミ入れ塗料[ブラック]で軽くスミ入れし、ウェザリングマスターBセットの[スス]で汚しました。
ススの固定も兼ねてクレオスB503 [トップコート(水性スプレー)つや消し]を吹きました。
(ベース塗装が水性アクリルなのでつや消しも水性にしました。)
オリジナルの土台は炭水車との間が1cmにもなるので使用しません。
(実物換算150cmですから~っ(笑)。KATOレールの場合です。)
土台をタミヤスチレンボード5mm厚B4[70139]で自作し(右側)、色は取りあえずXF-57バフを塗りました。
一体の石炭パーツは大き過ぎるので
巾・奥行とも約1cmづつカットし、
石炭台に接着後、石炭パーツ上に
同梱の粒状石炭を木工ボンドで固着
します。
↑
↑
石炭パーツのエッジが1mmくらいの
垂直面になっているので、
粒が乗り易いように斜めに削りました。
(写真は右半分まで削った所です。)
粒状石炭パーツを木工用ボンドで接着しました。これで給炭台は完成です。
結局、塗装だけで済まずパテ盛、自作、削り等々手間が掛りました。
給炭台はスキマを埋めて粒状石炭に
するとグッと良くなります。
(未加工の給炭台(コチラ)と比べて下さい。)
給水塔の脚もパーティングラインを削り、XF-20で塗装後、Bセットのススで汚しました。
脚の裏側は表より暗く汚し、立体感が出るようにしました。
ハシゴやパイプは塗装済みですが、ランナーから切り離してバリ取りすると切り口は当然未塗装(グレー)なので結局塗装が必要です。
この辺、製品としての詰めが甘いですネ(笑)。
タンクやハシゴは
XF-5フラットグリーンで塗装後、
Cセットの[アカサビ]をエナメル溶剤で溶き、筆塗りでスミ入れ、ウェザリングします。
(エナメル系で溶くのは、あとでエナメル溶剤X-20で拭取れる様にする為です。
アクリル溶剤X-20Aで拭くとベース塗装
まで取れてしまいますから。)
やっと完成かと思いきや、思わぬ不具合が、、、。
タンクからのパイプがナナメです(TT)、
柱と比べて下さい。
こうゆう仕様なのかもしれませんが、
どうも気に入らないので台座のパイプ穴は無視して垂直に取り付けました。
やっぱりコッチの方が気持ちイイ(笑)。
※画像をクリックすると拡大します。
今度こそ完成\(^O^)/、早速蒸機と並べてみます。
オーマイガーーッ、注水パイプがキャブの屋根に当ります。煙突にも当ります。幸いな事にパイプは接着してなかったので、角度を変えました。もし接着していたら大変でした。(汗
塗装済み完成品を並べてみます。
ポンプ小屋はオリジナルのままです。土台だけXF-57バフで塗りました。
7、評価★★★★
全体のフォルムは良く、給水塔とポンプ小屋は合格点です。
給炭台は2つ合わせた時のパーツのスキマが大き過ぎでパテ埋め必須です。
こんな精度なら、大小選択式など凝った事をせず大型の一体型1個の方が良かったのでは?アイデアは良いですが金型の精度が悪すぎです。
全体にウェザリング塗装がされておりそのままでも雰囲気が出ますが、やはり再塗装をした方が良いでしょう。蒸気機関車の横にこのキットを置いただけで、グッと雰囲気が出ます。給炭台は★★2つですが、キット全体でみればオマケの★★★★4つです。
2016年5月記載
※評価 追記(2017年3月)
今回の塗装工程で判った事は、石炭パーツの悪形状、ランナー付きで塗装されたパーツ(切り口の再塗装が必要)、斜めのパイプ等々、詰めの甘い部分が散見されました。
KATO製ストラクチャに比べると明らかに精度が悪いです。(Made in CHINAのせい?)
結局、及第点はポンプ小屋だけです。よって最終評価を★★★3つに訂正します。。
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2016年5月記載/2017年3月/2019年3月追記
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