■ポポンデッタ ホキ10000【レビュー】

2016年に再生産されたポポンデッタ製ホキ10000秩父セメント 石灰石(7203、7204)と、

2013年生産のホキ10000太平洋セメント 石灰石(7015)のレビューです。

Nゲージ、ポポンデッタ, ホキ10000, カプラー交換, 車間短縮ナックルカプラー(28-187), ナハフ11かもめナックルカプラー(Z05-1376), 秩父セメント, 太平洋セメント

1、製品概要

「ホキ10000は昭和55年より製造を開始した35t積み石炭専用ホッパ車です。中部国際空港建設用に石炭専用車から石灰石専用に変更されました。その後も骨材輸送用等に活躍しています。」

※パッケージ解説文より

・バリエーション…

7201 ホキ10000 秩父セメント  石炭2両セット (税別3,600円)

7202 ホキ10000 秩父セメント  石炭反射板付き1両 (税別1,900円)

7203 ホキ10000 秩父セメント  石灰石2両セット (税別3,600円)

7204 ホキ10000 秩父セメント  石灰石反射板付き1両 (税別1,900円)

7205 ホキ10000 太平洋セメント 石炭2両セット (税別3,600円)

7206 ホキ10000 太平洋セメント 石炭反射板付き1両 (税別1,900円)

7015 ホキ10000 太平洋セメント 石灰石1両 (税別1,550円)*

*7015のみ2013年発売

メーカーHP
・メーカー発表PDF

国鉄形の35t積みホッパー車です。秩父セメントと太平洋セメントの2種類のカラーリングがあり、それぞれに「石炭専用」、「石灰石専用」表記のモデルがあります。(石炭用と石灰石用で形状の違いは無い様です。)

更に2両セット/1両単品のバリエーションがあります。

旧河合製は積載物(石炭)が同梱されていた様ですが、ポポンデッタ製(2013年・2016年)では積載物のパーツや表現はありません。又、車番は旧河合製とかぶらない様に設定しているそうです。

2、パッケージ

【2両セット】

 2両セットは紙製の外箱に1両づつに分けられるウレタンが2つ入っています。

 このウレタンはKATO等の大型ブックケースに8両でぴったりはまる大きさになっています。

ポポンデッタ, ホキ10000, カプラー交換, 車間短縮ナックルカプラー(28-187), ナハフ11かもめナックルカプラー(Z05-1376), 秩父セメント, 太平洋セメント
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【1両単品(下)】

プラケースにウレタンと紙製インサートが入っています。

ウレタンの大きさは2両セットの物と同じです。

3、カプラー交換

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KATO製車間短縮ナックルカプラー(28-187)とナハフ11かもめナックルカプラー(Z05-1376)へ交換しました。

詳細は【コチラ】をご覧下さい。

4、レビュー

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全景です。

ホッパー車としては大型で全長88mm(カプラー除く)あります。

2016年製と2013年製で造形的な違いは見受けられません。

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2016年製の2両セットと単品売りの違いは、

単品は片側ENDに反射板付きとなっていて、

編成最後部につなげられる様になっています。

 

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鉄骨でガッチリ組まれた重厚な外観が良く再現されています。

色調もつや消しの黒でホキの雰囲気に合っています。

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鉄骨ビームや側面の補強リブも立体的でGoodです。

ホッパー下側の配管も緻密に再現されています。

 

妻面の造形も見事で重量感があります。

秩父セメントと太平洋セメントのロゴです。

精密な印刷で、ちゃんとロゴと社名が鉄板に付いている表現がされてます。

ちなみに現在の太平洋セメントの旧社名が秩父セメントです。常備駅の表記も精緻です。

(画像クリックで拡大モード)

反対側には「石灰石専用」と形式の表記があります。

精密な印刷です。石炭仕様は当然「石炭専用」の表記になります。

 

全長12メートル超のホッパー車を示す「ホキ」の表記も精緻です。

(画像クリックで拡大モード)

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ホッパーの内部も再現されています。

ただし、積載物(石炭や石灰石)の付属パーツはありません。

標準では空荷状態となります。積載/空荷を選べるKATO方式にして欲しいです。

 

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又、内部の棒状のパーツは軟質プラ製で両側の穴に差し込んであるだけなので外せます。(画像は右側2本を外した状態です。)

積載物を自作する時は一旦外すと工作がやり易いでしょう。

※追記

車両によって簡単に外れるパーツときつくて外れないパーツがありました。

無理して破損しない様、注意が必要です。何故組み付け品質が違うのかナゾ仕様です。

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ホッパー内の色は、

2013年製(7015)は黄色がかった白、

2016年製(7204)は薄ピンクがかった白、

2016年製(7203)は真っ白と色が変わっています。

 

製造年で違うのは判りますが、同じ2016年同士で違うのはナゼ?(笑)。

不思議な仕様です。もしかしたら中国の工場違い?

手動ブレーキ設置側のデッキです。細い手スリとステップに白の色差しが効いています。

ホキ10000の見せ場の一つです。ただこの色差し、手塗りのせいか製品ごとに仕上げ品質にバラつきがあるのが残念です。

デッキには滑り止めや補機類の精緻なモールドとパーツがあります。ハシゴの手スリも精密です。

又、編成は手ブレーキ側同士を連結して運用されていたそうです。

尚、手ブレーキのハンドルはポロッと外れてしまう車両もあるので、ゆるい車両は無くさないうちにゴム系接着剤(Gクリヤー等)で接着した方が安心です。

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反対側のデッキです。

こちらも開閉装置等の補機類が精密に表現されており、ハイライトの一つになっています。

画像では判りにくいですが、パイプもちゃんと別パーツが付けられています。

このメカメカ感がGoodですネ。

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台車周りです。黒染め車輪になっています。(確か初期の河合製では銀車輪だった気がします。)

ただ車輪の転がりは良くありません。又、台車の組み付け精度も悪いです。

5、評価★★★

全体のプロポーションは良く、ディテールも精密、印刷も精緻でキレイです。ハシゴ類も細くて外観はKATOと比べても全く遜色ありません。車体のつや消し黒はプラ光沢が目立つKATOより好感が持てます。

ホキ10000の重厚で武骨な雰囲気が良く出ていて、5両編成でも結構迫力や重量感があります。

旧河合製のホキ10000と車両番号がかぶらない様に設定するなど、細かい配慮もされています。又、旧河合製品の一部(タキ5450)に見られる腰高感もありません。

一方でマイナス点も散見されます。

①走行性能

まず車輪の転がりが悪いです。他の方も言っておられるので個体の問題では無い様です。始めは車輪が車軸から外れているのかと思いました。まぁ、牽引に支障があるほどではありませんが、今後の改善を望みます。

(KATOは創業者が転がり抵抗の低さに拘っただけあって素晴らしいです。ここら辺は元々メーカーではないポポンデッタはちょっと遅れているのは仕方がないかもしれません。)

又、台車と車体との組み付け精度も悪く、ネジがきつくて台車の動きが渋い車両もありました。

尚、KATO製4番ポイントとの相性が悪く、分岐側への走行は高い確率で脱線します。原因は車輪か車軸か台車かは不明です。(元々4番ポイントは脱線し易いですが、この製品は特に相性が悪いです。)

②品質管理

-1,納品時、カプラーポケットからスプリングが半分飛び出たままポケットがはまっていました。製造が雑過ぎです(笑)。しかもそれが品質チェックをすり抜け出荷されているという事実。二重のミスです。MADE IN CHINAの弊害でしょうか(笑)?

-2,本来ははめ込みパーツであるべきパーツが接着剤で補修されていました。不良品も補修して工場出荷しているのでしょうか?(この個体は他にも問題があったので交換してもらいました。)

今回5両購入してこれだけの不良率(40%)は高過ぎです。品質管理の徹底を望みます。

③積載物

積載物(石炭や石灰石)のパーツが無いのは寂しいです。KATOセキ3000ホキ2500に付属する様な取り外し可能の石炭/石灰石パーツがあればbetterですね。昔は無蓋車は空荷が当たり前でしたが、昨今は積み荷アリがデフォではないでしょうか?

マイナス点もありますが、車体自体の完成度が高いのは「4、レビュー」で述べた通りです。

それだけにネガ面が目立ちますし残念ですが、これらが改善されればKATO以上の出来と言われるでしょう。

今後の改善を期待し応援の意味も込めて★★★3つとしました。

KATOやTOMIXが出していない貨車を製品化してくれるポポンデッタには是非頑張って欲しいです。

蛇足ですが、ポポンデッタのHPに自社製品の紹介ページが無いのは残念ですね。せっかく立派なHPがあるのですから、品番や品名検索できる画像付きの製品ページがあればと思います。ブログと通販ページでは不便ですね。

追記あり

2017年6月記載/9月追記

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