~始めてのNゲージ固定レイアウト~
Nゲージ初心者の為のサイトです。蒸気機関区メインの固定レイアウトの完成を目指しています。
■KATO 9600形の重連用ナックル探し/生産年の見分け方
KATOの9600形(デフ無し2014、デフ付き2015)です。
デフ無し、デフ付きともに2002年と2009年に生産されています。
このページでは9600に適合する重連用ナックルカプラー探しと生産年の見分け方について記したいと思います。(写真はデフ付が2009年、デフ無しが2002年モデルです。)
※PCでの閲覧を推奨します。
【重連用ナックルカプラー探し】
折角2両あるので重連にしたくなりますが、
デフ無し・デフ付き共に、9600には重連用カプラーとしてアーノルドカプラーしか付属していません。
重連用のナックルカプラーは元々設定自体が無く、パーツ表にも記載がありません。
そこで、他車の重連用ナックルカプラーの転用を考えました。
標準の
ダミーカプラー
付属の重連用 アーノルドカプラー
始めに試したのは
D51(北海道形)用の重連ナックルカプラー(Z02L1633)です。
左から9600付属重連アーノルド、付属ダミー、
D51(北海道形)重連ナックル (Z02L1633)です。
スノープロウも付いていて9600に良く似合いそうです。
がっ、このスノープロウが機関車先頭のステップに干渉して取り付けNGでした。残念!
次に試したのはC62 2重連ナックルカプラー(Z02-1705)です。
左から9600付属重連アーノルド、付属ダミー、
C62 2重連ナックルカプラー(Z02-1705)です。
C62はカプラーとスノープロウが別パーツなのでOKです。
まずはアーノルド同士の連結面です。
車間は約10mmでしょうか。
炭水車側に付属のナックルカプラー、
前部にC62 2重連ナックルカプラーの
連結面です。
うーん、ナックル化しても車間はほとんど縮まりませんでした。
見てくれだけの改善に留まりました(笑)。
C11/C12重連ナックルカプラー(Z02-2216)も比べてみました。
C11/C12用は全く形状が違い付きそうにありませんが
D51標準形用は付きそうです。
しかもC62 2より短い! むしろコッチか?(笑)。
という事でD51標準形重連ナックルカプラー(Z02-1778)を付けてみました。
定規を当てないと判らないくらいですが1.5mmくらいは短くなった気がします。これがjust fit、決定版のようです。
この連結で4番ポイントとR282の曲線は
スムースに通過出来ます。
炭水車側をもう少し短い物に交換できれば更に良くなりそうです。
アーノルド同士の重連(上)と
ナックル同士の重連(下)。
走らせたらまったくワカリマセン(笑)。
いずれにしても9600は重連が似会いますね。
タンク車やホッパー車の重量貨物を牽かせたくなります。
【追記】2017年5月
C62 2の重連用カプラーが長くてNGと書きましたが、
ふと思いつきました。
D51(北海道形)重連ナックル (Z02L1633)→
シャンク(柄)が短くてスノープロウが引っかかってNG。
C62 2重連ナックルカプラー(Z02-1705)→
シャンクが長くてNG。
という事は、C62 2用に同梱のスノープロウを付ければ引っかからないじゃん!?
で、付けてみました。
左が先程のD51標準形重連ナックルカプラー(Z02-1778)、
右がC62 2重連ナックルカプラー(Z02-1705)
+同梱スノープロウです。
→
シャンクが長い分、スノープロウがステップに当りません。
走行試験をしましたがR282や4番ポイントのS字、ダブルクロス(20-210)でもステップに接触無しで先輪の首振りには問題ない様です。
と言う事でC62 2重連ナックルカプラー(Z02-1705)を1袋購入。
デフ付き、デフなし両機とも無事スノープロウ付き重連ナックルになりました。重厚な9600にはやはりスノープロウが良く似合います。
【結論】
スノープロウ無しならD51標準形重連ナックルカプラー(Z02-1778)、
スノープロウ有りならC62 2重連ナックルカプラー(Z02-1705)という事ですね。
【生産年の見分け方】
ところで9600は初期生産(2002年)と再生産(2009年)では仕様が変わっています。
外見的には、2002年製はハンドレールの塗装がデコボコで光沢がありましたが、
2009年製はキレイなつや消しに修正されました。写真だと判りづらいですが、肉眼だとハッキリ差が判ります。
又、取付けも2002年はユーザー取付けでしたが2009年はメーカー取付け済みになりました。
(画像をクリックすると拡大モードになります。デフ無しは塗装が少しはげています。)
2002年製
↓
ハンドレール
2009年製
炭水車のカプラーは、
2002年製はアーノルドのみ、
2009年製はアーノルドとナックルカプラー(Z02-1522)が付属となりました。
又、内部も絶縁材が追加される等、
少し改善されている様です。
これだけ変わっていて価格upはありませんから、これから買う場合は2009年製が絶対オススメです。
↑
↑
確認すべき点は取扱説明書の
「付属パーツの取り付け方」にハンドレールの説明があるか無いかです。
(ある方が2002年、無い方が2009年)
又、2002年ロットには炭水車側のナックルカプラーの取付方法の説明がありません。
(前述の通り、2002製はナックルが付属
していない為。)
↑
又、取扱説明書の末尾に2002又は2009の表記があります。
通販やオークションで買う場合はこの点を確認すれば大丈夫かと思われます。
私は確認せずに買って2002年デフなしの在庫品をつかみました。(TT)
9600は、確かモーターがキャブまで飛び出していないKATO初の蒸機モデルだった気がします。
スケールは約1/145で今となってはちょっと大きめですが、全体のバランスやディテールはすばらしく、
最新のD51(長野式2016-6)等と並べても遜色ありません。9600の貨物機らしい重厚さが良く出ていると思います。
一方、走りはさすがに最新モデルの様なウルトラスムースという訳ではありませんが、特に問題も無くさすがKATOです。フライホイールも入っていますが、滑走感はありません。そろそろ今の走行水準で1/150の決定版が欲しいですね。北海道の重装備型とか出してくれたら2両は買います。(少ない?)
でもその前に、C55、C58のリニューアルとC54、D52でしょうか?(笑)
D52なんてもう予告から数十年待ってますよ、KATOさん楽しみにしてますっ!!
2017年4月記載
・メールアドレスは公開されません。ニックネームは公開されます。