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■給炭設備の配置  【大規模機関区】

給炭給水設備の配置については蒸気機関区の基本的配置②で示した通りですが、

今回は特に大規模な給炭設備の配置に的を絞った内容です。

1、小規模機関区用の給炭台

小規模な機関区用の平台の給炭台としては以下の製品が入手しやすく、

どれも給水塔とポンプ小屋のセットとなっています。

-1、トミーテック 情景小物081給水塔・給炭台A

給炭 配置 給水塔

-3、KATO 23-229給炭・給水セット

給炭 配置 23-229 KATO

-2、トミーテック 情景小物082給水塔・給炭台B

給炭 配置 給水塔

-4、津川洋行 13427/給水タンクポンプ小屋

給炭 配置 津川洋行 13427 給水塔

​これらの配置は簡単で、勿論引込み線に設置します。

転車台がある場合は、出来れば入出庫線に設置します。

蒸気機関区の基本的配置②でも指摘しましたが、

実物では転車台の盲腸線(枝線)に給炭水設備が設置される事はない様です。(図1)

ジオラマ Nゲージ 配置 蒸気機関区 給炭 扇形機関庫
2、大規模機関区用の大型給炭槽

大規模な機関区では石炭を炭水車の上から落とす、大型の給炭槽が使われていました。

製品としてはペーパーキットのアドバンス製が代表格です。

-5、アドバンス 1001 給炭槽

アドバンス 給炭槽 配置

-7、アドバンス 1009 新式単線形給炭槽     

アドバンス 給炭槽 配置

-6、アドバンス 1005 新式複線形給炭槽

アドバンス 給炭槽 配置

-8、アドバンス 1012複線形給炭槽旭川機関区タイプ

アドバンス 給炭槽 配置

等々があります。

これらの大型給炭槽は、下記のクレーン類とセットで配置されます。

​ -9、アドバンス 1002 ガントリークレーン

アドバンス 給炭槽 配置 ガントリークレーン

-10、アドバンス 1011 高脚ジブクレーン

アドバンス 給炭槽 配置 ジブクレーン

-11、アドバンス 1013 標準型ガントリークレーン

アドバンス 給炭槽 配置 1013  標準型ガントリークレーン

※画像はメーカーHPより

​典型的な配置は図2のようなものです。

・石炭貨車の留置線・石炭置場・給炭槽が並んでいます。並び順は勿論各機関区で様々あったようです。

そして、それらをまたぐ様に

・ガントリークレーン・高脚ジブクレーンが配置されていました。

ジオラマ Nゲージ 配置 蒸気機関区 給炭 扇形機関庫 ガントリークレーン

クレーンを使って石炭を貨車から石炭置場へ移動し、適時、石炭置場から給炭槽へ補給していたと思われます。従ってこれらは1式で配置・ 運用 されていました。

【 Google画像コチラ 】

アドバンス 給炭槽 配置

ガントリークレーンは幅30メートル、高さ20メートルくらいの巨大な構造物で、例え1/150のNゲージサイズでもかなりの存在感があります。

入出庫線4~5線を一気にまたぎます。

アドバンスのHPにKATO、TOMIXレールとの組み合わせの大変分かりやすい図面があります。

【給炭槽とガントリークレーン規格と組合せ例 】 pdf コチラ

これらを勘案し当方のレイアウトは、・石炭置場・石炭貨車留置線・入出庫線5線としました。(図3)

配置 蒸気機関区 給炭 扇形機関庫 ガントリークレーン
ジオラマ Nゲージ 配置 蒸気機関区 給炭 扇形機関庫 ガントリークレーン

当機関区の転車台から入出庫線を望みます。

 

実物の配置と比べても当らずとも遠からずと言ったカンジではないでしょうか。

ここに大型給炭槽とガントリークレーンを並べたいと思います。

給水塔 配置 蒸気機関区

大型給炭槽を備える機関区でも平台の給炭台の設置が義務付けられていたそうです。

推測ですが、クレーン等にトラブルがあった場合のバックアップ用かもしれません。

給水塔が欲しくて、トミーテック 情景小物082 給水塔・給炭台Bを購入しましたが、付属の平台もムダにしなくて済みそうです。

※画像はパッケージ写真より

トミーテック 給炭ホッパー 配置 蒸気機関区 給炭 扇形機関庫 

尚、トミーテックの情景小物103 給炭ホッパー

蒸気機関区の給炭設備ではありません。

 

HPに蒸気機関車に給炭している写真が使われているので誤解されやすいですが、この製品は炭鉱等で貨車に石炭を積むための設備です。

3、参考HP

2016年5月掲載・2017年3月追記

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