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■【初心者向け】貨車積荷の自作②(バラスト)

無蓋貨車やホッパー車に積載するバラスト(砕石)を自作してみました。TOMIXホキ800とポポンデッタ トラ40000に積載しました。(PC閲覧を推奨。画像クリックで拡大します。)

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1、材料

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バラスト(砕石)はKATOの24-329バラスト淡黄色を使いました。

本当は24-330明灰色が良かったのですが、24-329の手持ちが沢山余っていたのでこちらにしました。後で塗装するので何色でも同じです(笑)。

又、TOMIXのバラストはKATOに比べ粒が大きい様です。この辺は好みで選べば良いでしょう。

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タミヤ スチレンボード5mm厚B4サイズ[70139]です。

無蓋貨車トラ用の積荷パーツのベースに使います。

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タミヤの楽しい工作シリーズ プラバンセット[70003] です。

ホッパー車の積荷パーツのベースに使います。

2、無蓋貨車用積荷パーツの工作

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まずは無蓋貨車(トラ)用の積荷パーツの工作法です。

スチレンボード5mm厚を、積載したい車両の荷台サイズ(長さx巾)に合わせて切り出します。これをベースにします。ちなみにポポンデッタのトラ40000用は46mmX14mmで作りました。

2、無蓋貨車
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5mmでは若干高さが足りないので、一回り小さなスチレンボードをもう1枚重ねます。

接着はタミヤセメント(六角びん)[87012]を使いました。

(下段は既に加工し始めています。)

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デザインナイフで適当にザクザク削っていきます。

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400番のサンドペーパーでなだらかに仕上げます。スチレンボードは柔らかいので簡単に削れます。

2つの小山を作りました。

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車両に乗せて盛り上がり具合をチェックします。

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形が出来たらバラストを接着します。

パーツの垂直面にはバラストを付けたくないので、マスキングテープでマスクします。

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適量の木工用ボンドを水で1:1くらいに薄めます。

筆で塗れるくらいにはサラサラで、尚かつ斜めの面で液だれしないくらいの粘性に調整します。

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ちょっと判りにくい画像ですが、平筆で木工用ボンド水溶液をパーツ全体に塗りました。

尚、余ったボンド水溶液は絶対に排水口に流してはいけません。万が一、配管内で固まったら大変な事になります。(私は薄めて庭に捨てています。)

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茶こしにバラストを適量取り、茶こしを軽くトントン叩いてバラストを巻きます。

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指でつまんで落とすよりも広い範囲に均一に巻く事が出来ます。

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更に薄めのボンド水溶液(ボンド1:水3)を作り、注射器で滴下します。

バラストがダマになる時は中性洗剤を1滴加えます。レイアウトにバラストを固定する方法と同じです。

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一晩乾燥させます。

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乾燥が終わりました。若干垂直面にバラストが付いてしまい、貨車に載せようとしたらはまらなかったので、金属ヤスリで垂直面4辺を削りました。一度固定したバラストはカチカチに固まりデザインナイフ等では中々削り落とせません。

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タミヤ水性アクリル塗料のXF-20ミディアムグレイで筆塗りして完成です。

細かい凸凹があるので塗料が回りにくい所もあり、2度塗りしました。

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トラ40000(ポポンデッタ製)に載せてみました。貨車に直接バラストを積載・接着していないので、他の車両へも簡単に載せ替えが出来ます。

ポポンデッタ製のトラ車載パーツ(No,1007)と比べてみました。プラ一体成型のポポンデッタ製に比べはるかにディテールがあります(自画自賛)。少しバラスト表面が荒れている所がありますが、これは乾燥前にパーツごとひっくり返してしまった為です(ドジ)。一度荒れた表面は中々修正が効きません。まぁ、一作目としてはこんな物でしょう。

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3、ホッパー車用積荷パーツの工作

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ホッパー車(TOMIXホキ800)用の積荷パーツを作ります。

ホッパー車の荷台はV字谷の形状になっているので、簡単にサイズの採寸が出来ません。そこで適当な厚紙を切り出し、現物合わせで型紙を作りました。

奥は46mmX13.5mm、手前は46mmX12.5mmです。手前のサイズを採用しました。ホッパーのV字谷の形状が見えた方が面白いと思ったからです。

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0.3mm厚のプラ板を46mmX12.5mmで切り出します。

(勿論、型紙を使わず直にプラ板で採寸しても良いですが、失敗するとプラ板が無駄になるので事前に紙で作りました。←ケチ!)

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0.3mm厚だとペラペラなので、裏面に1.2mm厚のプラ板(長さ40mmX巾7mm)を補強としてタミヤセメントで接着しました。

ベース自体を1.2mm厚で作らないのは、1.2mmの垂直面がホッパーのV字谷に入れると見えてしまうからです。

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画像では判りにくいですが、筆で塗れる程度に薄めた木工用ボンドを塗ります。

(余り物のプラランナーで持ち手を付けました。作業がし易くなります。上記のトラ用パーツの時に持ちづらくてひっくり返した反省です(笑)。)

以下は、2、無蓋貨車用積荷パーツの工作と同じです。

茶こしでバラスト巻き⇒注射器で木工用ボンド水溶液を滴下⇒乾燥したら側面を金属ヤスリで整える

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タミヤアクリル塗料のXF-20ミディアムグレイで筆塗りして完成です。やはり2度塗りしました。

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ホッパー内で積荷パーツがずれない様、裏側にソフト粘着剤(コクヨひっつき虫)を付けました。 (ひっつき虫は接着したくないけど、軽く固定したい時に大変便利なアイテムです。固定出来ないコンテナの積載等にも重宝します。)

TOMIXホキ800に載せてみました。貨車はやはり積荷があった方が好みです。勿論、取り外し可能なので空荷、積荷どちらも可能です。

※その後、ホキ800のホッパー部に補強材(梁)を取り付けたので、取り外しは不可となりました。

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3、まとめ

最近のKATOは無蓋車(トラトキ)には積荷シートカバー、ホッパー車(ホキ2500伯備セキ6000等)には石灰石の積荷パーツが標準で付き、初心者でも初めから積載状態で楽しめますが、TOMIXやポポンデッタ(河合)は積荷パーツが無い物も多々あります。個人的には貨車はやはり積荷を満載していた方がサマになる気がします。

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そこで今回の工作に至った訳ですが、内容的には小学生の工作程度(パーツにボンドを塗る→バラストを付ける→塗装)です。お金も掛からず簡単な工作で、積荷を満載された貨車が活き活きしてきます。バラストの固着は後々のレイアウト製作時の良い練習にもなります。チャレンジしてみてはいかがでしょう。

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2019年5月記載

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